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COLUMN - 海、山、アートがつながる街。鎌倉を舞台にした4つのギャラリーの小さな取り組み (vol.1)


Akihiro Yamaguchi 《Élisabeth》,2017


   

Prologue

HUG FOR_. が鎌倉でスタートを切ったのが2022年12月4日。早いもので1年と3カ月が過ぎました。縁もゆかりも薄い土地でのチャレンジは、鎌倉がもつ刻まれた歴史、新と旧が共存する文化、豊かな自然、季節と共に過ごす時間、魅力溢れる人々と、挙げ切れないくらい多くの恩恵を授かり、そして関わってきたすべてのアーティスト、地元や都内、全国各地から訪れる方々との展覧会の度に生まれる一期一会の出会いのおかげで、一歩一歩、一段一段、土壌を築き成長を遂げることができています。まずは改めて、感謝の気持ちをここに記し、その気持ちを胸にコラム第一稿を書き始め綴らせていただきたいと思います。


 

海、山、アートがつながる街にて

 さて、初回のHUG FOR_. コラムでは、現在進行中の取り組み、鎌倉を舞台にした小さなアートプロジェクトのお話しをご紹介したいと思います。昨年から沸々とイメージしていたことを、年初め、意を決して鎌倉を始めとする湘南でギャラリーを営むギャラリストたちにお声掛けしました。それは、同業であるギャラリーの個性を生かし大切にしながら、力を合わせて新しい何かをできないか。今よりももっと多くの人に、鎌倉のギャラリーやアートを愉しむきっかけ創りを実現できないかというご相談。皆さまは奥山のこの極めて茫用とした話に耳を傾けてくださり、この度、鎌倉+江の島にギャラリーを構える4ギャラリーが合同して、鎌倉~江の島の街歩きと各ギャラリーを結ぶアートプロジェクトを今秋に開催する運びとなりました。ただ今鋭意、計画は推進中です。


コンセプト

「 海と山と、それから 」


 このコンセプトは、海と山が美しく、全国各地、世界中の人たちを常に魅了する鎌倉、湘南を拠点にしているギャラリーならではの視点を通して生まれたもの。私たちは街の魅力を肌で感じながら日々アートと共に過ごし、豊かさを実感しています。鎌倉や湘南の風を感じたことがある方は、何となくその感覚に共感してくれるのではないでしょうか。

その感性を軸にこのプロジェクトではシンプルに、「美しい自然を愉しむ感覚と地続きになるようギャラリーに肩の力を抜いて訪れて欲しい、海や山を眺めるようにアートをリラックスした心持ちで感じてもらいたい」という思いを込めています。

プロジェクトは何もかもゼロから練り上げているわけですが、一つ一つ知恵や出来ることを持ち合って着々と進めています。今後このコラムでも取り組みの片鱗を時々お伝えしていければと思いますので、どうか温かく見守っていただけると嬉しいです。


 

<参加ギャラリー>




執筆:HUG FOR_. Eriko Okuyama


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