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News


COLUMN#18 - ありふれた、どこにもない場。時間をたわませる種と蘇り。
二人は信じる 求める気持ちが出会わせたのだと 信じ合う心は美しい でも 揺れ動く心は もっと美しい (ヴィスワヴァ・シンボルスカ「恋」より) 私が大好きな絵本『君のいる場所』。 人と人、季節の巡りや、停止と再開。 そんなことを考えたいときに手にしています。 物語は、いつも左に向かう彼女と、いつも右に向かって歩く彼。 どこまでも、いつまでも出会うことがない男女のストーリーです。 二人は、それぞれ深い孤独を抱え生きていくなかで偶然なのか歪みなのか出会い、別れ、再び希望を見つけていく。 夢と現実の狭間を漂うような幻想的なビジュアルと詩的な言葉で、喪失・再生・つながりの美しさを静かに描いています。 出会いと別れ、悲しみと悦び、友情、恋、家族、人生など、さまざまな解釈ができる大人向けの絵本です。 今日はふと、この本の最初のページに添えられていた、ヴィスワヴァ・シンボルスカの詩の一節が、心にふれました。 この言葉にふれたとき、日常の出会いや、さまざまな不思議なつながり、再会の奇跡の数々が、次々と浮かんできました。 信じて求める想いが誰かを引き寄せる
2025年7月7日


COLUMN#17 - Art in Life and Society -遠くて近い、美の形と安寧。
──────────── こんにちは。 紫陽花が美しく咲き誇り、梅雨空が静かに街を包む季節となりました。日々の湿り気の中に、季節の移ろいを感じる今日この頃。皆さまはいかがお過ごしでしょうか。 さて今回のコラムでは、前回取り上げたフォークアートに続き、ファインアートについて綴る予定でしたが、現在開催中の庄島歩音さんの展覧会「あける」や、次回の展示「ふれること、のこるもの。」にまつわるやりとりの中で、多くの方が関心を寄せてくださったテーマがありました。 それは、「生活の中にある芸術」という視点です。 HUG FOR_.が大切にしているのも「社会と暮らし、両方に寄り添うアートのあり方」。そこで今回は、ファインアートの定義や制度的側面から少し離れて、「日々の暮らしと社会の中で、アートがどのように息づいているか」を考えてみたいと思います。これはギャラリーとして探求し続けているテーマでもあり、今回はその序章として綴ってみます。よろしければお付き合いください。 さて、そもそもアートとは本来どのようなものだったのでしょうか。皆さまにとってアートとはどんな存在でし
2025年6月14日


COLUMN#16 - 美しさのしるし。美は暮らしの中に — フォークアートの優しい手ざわり
──────────── 「誰もみな善い美しいものを見たときに、自分もまた善くならなければならないと考へる貴重な反省。 最も秀れた精神に根ざしたものは、人心の内奥から涙を誘ひ洗ひ清めるのである。」/ 北原白秋 白秋のこの言葉を読むたびに、「美」に触れることの本当の意味を思い...
2025年5月18日


COLUMN#15 - 静かな海に、種をまく-光降る場所と私に還る物語りのために
それは、静かな入り江の底に沈んでいた、小さな種のよう 海の水は冷たく、時には濁り、波がその種を遠くへさらってしまいそうになることもありました けれどその種は、じっと、そこで時を待っていた 嵐が過ぎ、潮が引き、陽の光がようやく差し込んだとき、誰にも見られず、声もあげず、それでも確かに、その種は芽を出しました 怒りも、痛みも、祈りも すべてをこの胸に抱えたまま、静かに芽吹いたこの種が、やがて波間を渡り、 失くさぬようにあなたに届くことを願って / Aoe, E.Okuyama こんにちは。早いもので間もなく五月。手帳のページには夏、秋、冬、そして来年の予定までが少しずつ埋まり始め、時の流れの速さをまざまざと感じていますが皆さま、いかがお過ごしでしょうか。 さて、先日1周年を迎えたコラムの第15稿目は、少し長くなってしまうかもしれませんが、私にとってはとても大切なご報告の回となります。 2024年の1月頃からぼんやりと構想を温め、そして1年以上の時間をかけて、ようやく輪郭が見えてきたいま、「Arts and Creative Studio...
2025年4月24日


COLUMN#14 - 住まいを移す。海を背に、山へと歩む、築50年の古民家にて。
こんにちは。 この春、鎌倉の海がほど近く、観光地のエリアに位置していた住まいから、鎌倉のとても静かなエリアに引っ越すことになりました。今日はそのことについて、少し綴りたいと思います。 鎌倉との出会い、海辺の暮らしの魅力 私は5年前「生活環境を変えたい」という理由で、何の脈絡...
2025年3月29日


COLUMN#13 - 生者と死者がつながる時。- 記憶と未来をつなぐ音との出会いを求めて。
亡き人を想うとき、私たちは何を受け取っているのだろうか。 ふとした瞬間、何気なく目を向けた先に、かつて親しかった人の姿や面影が幻のように感じることがある。 錯覚だと理解していても、心の中ではその人と対話しているような感覚に陥るのはなぜなのだろうか。 ここ最近は、生前に親しかった故人を思い出すことが増えた。 日常の中で、意識せずとも記憶が呼び起こされることがある。 そのきっかけの多くは、音、音楽。 例えば、カフェのスピーカーから流れてくる曲。初めて聴くはずのメロディが、記憶の中の何かと溶け合い、懐かしさを超えた特別な意味を持ちはじめることがある。 また、演奏会でふと心に触れる一曲が、故人の存在をそっと呼び戻すこともある。 その瞬間、私は静かにその訪れを察知し心の中で故人との対話を始める。 その時間は、単なる寂しさや感傷ではない。 涙が出ることはあるが、それは冷静で穏やかであり、故人がこの世にいないという現実を確かめながらも、過去に交わした会話や共に過ごした時間を再び辿っている"しるし" 。 そんな風に、知らず知らずのうちにその時間に遭遇し記憶を馳せ
2025年3月2日


COLUMN#12 - エンディアリング。北欧 デンマークで過ごした、尊く愛しき日々。
こんにちは。2025年になって初のコラムです。 つい先日、ある人との会話をきっかけに思い起こされた私がデンマークで過ごした日々。本日のコラムは、デンマークでの福祉に関係する体験についてシェアさせていただこうと思います。福祉に関わらず、アートや音楽、教育など、日常的に関わって...
2025年1月21日


【ご報告】2024年クリスマスギフトチャリティー
こんにちは。 今年も実施したクリスマスギフトチャリティーのご報告をいたします。 このチャリティーの始まりは、オーナー奥山のプライベートな活動からで、2021年から1年に1度、様々な事情のある3歳から18歳の子どもが生活する、茅ヶ崎の児童養護施設へ「靴下、画材、文房具、書籍」...
2024年12月24日


COLUMN#11 - いくつかの小さなルールと"15の約束" 。まるで静かな対話のようなコラムを目指して。
いくつかの小さなルールと"15の約束" 。まるで静かな対話のようなコラムを目指して。
2024年12月6日


COLUMN#10 -今、自由を抱きしめて。- 鎌倉 地下道の展示とヴァージニア・ウルフに想いを馳せた夜
Prologue HUG FOR_. が鎌倉でスタートを切ったのが2022年12月4日。早いもので1年と11カ月が過ぎました。縁もゆかりも薄い土地でのチャレンジは、鎌倉がもつ刻まれた歴史、新と旧が共存する文化、豊かな自然、季節と共に過ごす時間、魅力溢れる人々と、挙げ切れな...
2024年11月24日


COLUMN#9 - 秋の夜長にて - ガラスでつながる遠くの記憶とぬくもり。
Prologue HUG FOR_. が鎌倉でスタートを切ったのが2022年12月4日。早いもので1年と10カ月が過ぎました。縁もゆかりも薄い土地でのチャレンジは、鎌倉がもつ刻まれた歴史、新と旧が共存する文化、豊かな自然、季節と共に過ごす時間、魅力溢れる人々と多くの恩恵を...
2024年10月18日


COLUMN#8 - 学びとアート。 -いつかの理想はゆるやかに現実として広がる。
Prologue HUG FOR_. が鎌倉でスタートを切ったのが2022年12月4日。早いもので1年と8カ月が過ぎました。縁もゆかりも薄い土地でのチャレンジは、鎌倉がもつ刻まれた歴史、新と旧が共存する文化、豊かな自然、季節と共に過ごす時間、魅力溢れる人々と、挙げ切れない...
2024年9月18日


COLUMN#7 - 暑中お見舞い申し上げます。盛夏の近況 - 夢想にふける夏の旅
Prologue HUG FOR_. が鎌倉でスタートを切ったのが2022年12月4日。早いもので1年と7カ月が過ぎました。縁もゆかりも薄い土地でのチャレンジは、鎌倉がもつ刻まれた歴史、新と旧が共存する文化、豊かな自然、季節と共に過ごす時間、魅力溢れる人々と、挙げ切れない...
2024年8月6日


COLUMN#6 - 夏の " y a k a i " - 眠りの前のリトリート。
Prologue HUG FOR_. が鎌倉でスタートを切ったのが2022年12月4日。早いもので1年と6カ月が過ぎました。縁もゆかりも薄い土地でのチャレンジは、鎌倉がもつ刻まれた歴史、新と旧が共存する文化、豊かな自然、季節と共に過ごす時間、魅力溢れる人々と、挙げ切れない...
2024年6月29日


COLUMN#5 - 日長きこと至る(きわまる)- 日と海と帆と、夏のはじめ。
Prologue HUG FOR_. が鎌倉でスタートを切ったのが2022年12月4日。早いもので1年と4カ月が過ぎました。縁もゆかりも薄い土地でのチャレンジは、鎌倉がもつ刻まれた歴史、新と旧が共存する文化、豊かな自然、季節と共に過ごす時間、魅力溢れる人々と、挙げ切れないく...
2024年6月20日


COLUMN#4 - それぞれのライフストーリー -寄せては返す憂いと望みのなかで詠む世界。- 展覧会に寄せた選書-
Prologue HUG FOR_. が鎌倉でスタートを切ったのが2022年12月4日。早いもので1年と4カ月が過ぎました。縁もゆかりも薄い土地でのチャレンジは、鎌倉がもつ刻まれた歴史、新と旧が共存する文化、豊かな自然、季節と共に過ごす時間、魅力溢れる人々と、挙げ切れない...
2024年5月28日
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