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COLUMN#5 - 日長きこと至る(きわまる)- 日と海と帆と、夏のはじめ。  



   

Prologue

HUG FOR_. が鎌倉でスタートを切ったのが2022年12月4日。早いもので1年と4カ月が過ぎました。縁もゆかりも薄い土地でのチャレンジは、鎌倉がもつ刻まれた歴史、新と旧が共存する文化、豊かな自然、季節と共に過ごす時間、魅力溢れる人々と、挙げ切れないくらい多くの恩恵を授かり、そして関わってきたすべてのアーティスト、地元や都内、全国各地から訪れる方々との展覧会の度に生まれる一期一会の出会いのおかげで、一歩一歩、一段一段、土壌を築き成長を遂げることができています。いつでもその感謝の気持ちを胸に本日もコラムを書き綴らせていただきたいと思います。


 








― 夏至



昨日、何気なく海に寄り道をして帰りました。

18:30頃。


先日の大雨のせいで波が大きい由比ガ浜の海の上に、ピンクとオレンジとブルーのグラデーションに色づいた空。そしてそこには月がポツンと可愛く浮いていました。



遠くには風に乗るウィンドサーファーがぐんぐんと進んでいくのが見えます。



そして明るいこの景色を見てもうすぐ夏至だと気付き、帰宅後それについて少しだけ調べてみました。



今年の夏至は6月21日金曜日。

明日です。





夏至は立夏と立秋の中間で気温が上昇し始め、一年で最も太陽が高く、以降は少しずつ日が短くなっていきます。


国内でも日の長さは少し異なるようで、例えば東京と札幌の日の出/日の入りの時間を比べると約1時間札幌の方が日が長い。

参考)国立天文台:https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/dni/



冬の期間が長い北欧、特にスウェーデンでは、白夜の季節をクリスマスと同じくらい大切に想われ、花冠をつけたり伝統食を食べたり歌ったりと、美しい白夜の時期を過ごす生活文化があるようです。



日本でも豊作を願ったり、豊作への感謝、日が長いことへの感謝、無病息災を願うものとして昔からある風習や食べ物は多種多様ですよね。


夏至でいえば関東では冬瓜ですが、関西地方ではタコ。


田植えの時期に「稲の根がタコの足のように四方八方にしっかりと根付く」ことを願って食べるようになったそうです。他にも愛知県はイチジク田楽、三重県はミョウガ、京都は水無月、奈良県は半夏生餅、香川県はうどんと、色々あります。


夏至の頃に旬の食材で作る夏バテ防止のヘルシーなレシピもたくさんありました。


こう普段何気なく取り入れている伝承された生活文化や、お祭り、ご近所の神社仏閣なども由来、変遷、成り立ちを障りだけでも辿ってみると思わぬ関心事や暮らと繋がったりして面白いです。



さて2024年の夏至の日。

どう過ごしましょうか?



私は改めて健康と平和を願い、そしてそれらに感謝しつつ、これから到来する夏の暑さに備えて(地域を跨ぎますが)ミョウガを乗せた豚しゃぶうどんを、冬瓜を共に味わいたいと思います。




陽、月、海、波、星、雨、風、光、影。


誰の手も加えられない、誰のものでもない、誰かによって価値を定めることができない普遍的な万物。


それらは変わらぬリズムとスピードと秩序をもって安心と平穏を与えてくれ、時折見せてくれる普段と異なる表情や美しさで私たちを驚かせ、楽しませてくれています。そして何よりも、今も昔も人類に大切なことを静かに問いかけ教えてくれます。


鎌倉にいると、季節の移ろいや自然の恵みを心と体で感じることが増えました。

元来私たちの体にインプットされているごく自然な動きにチューニングされているような感覚です。


できることなら、なるべく、そのリズムと感覚を保ちながら日々を送りたいものです。


どうか素敵な夏至の日をお過ごしください。



 

当コラムは月に1-2回程度、ギャラリーに関連する活動を軸に執筆しています。お気楽にお読みいただけますと幸いです。

文:HUG FOR_. Eriko.O


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